死ぬときの“よりどころ”をつくる
ある漫画の死の描写がとてもリアルでグッとくるものがある「これはガチ」「すごく怖い」 - Togetterまとめ https://togetter.com/li/1079099
死ぬときは、目も見えず、耳も聞こえず、意識も朦朧とし……
そういう状況で死んでいく。
死ぬときに、死んで次にどこに行くかわからないというのは、ものすごく恐ろしいこと。
私は自分の父の死に際してその恐怖の鱗片を垣間見た気がする。
ダンマパダに以下のような文章がある。(岩波文庫『ブッダの真理のことば 感興のことば』)
18. Malavaggo
235.
Paṇḍupalāsova dānisi, yamapurisāpi ca te [taṃ (sī. syā. kaṃ. pī.)] upaṭṭhitā;
Uyyogamukhe ca tiṭṭhasi, pātheyyampi ca te na vijjati.
236.
So karohi dīpamattano, khippaṃ vāyama paṇḍito bhava;
Niddhantamalo anaṅgaṇo, dibbaṃ ariyabhūmiṃ upehisi [dibbaṃ ariyabhūmimehisi (sī. syā. pī.), dibbamariyabhūmiṃ upehisi (?)].
要するに、自分の死に際して“よりどころ”を作りなさいということだと思う。
“よりどころ”とは善行によって作られた波羅蜜や善業などになると思う。
自分は仏道修行に感じて、最終的な目標は解脱、涅槃だが、
その途中の目標として、今生で如何に自分が死ぬときの“よりどころ”を確立させるかということを立てている。
とても大切なことだと思う。
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