人身受け難し(2)―盲亀浮木の喩え(Dutiyachiggaḷayuga-sutta)

一部では有名な盲亀浮木(もうきふぼく)の喩え。 これの原典もSaṃyutta-Nikāyaにあった。 これも人身受け難きこと、ブッダの説かれた正法の聞き難きを説いた教えである。 まず、地球の大地(mahāpathavī)すべてが一面の海(ekodakā)であると仮定する。 そのうえで、1つの輪を投げ入れる。その輪は当然、風に流され、場…