マハーカルナー禅師の原始仏教トーク 第47回 『離見心 – いま明かす仏教修行の奥義 -』
『離見心 – いま明かす仏教修行の奥義 -』
(ポスターは宣伝等にお使いいただける場合、転載自由です)
http://mahakaruna.online/buddhismtalk
裏面より
布施、戒、定、慧の4つの修行領域において、
修行者の心には自らの境涯に応じて、
自利の想いが生じ、あるいは、
利他の想いが生じ、あるいは、
離見、離我の想いが生じます。
どんな修行を行うにせよ、
自らを利する為の自利行から、
他者を利するための利他行へ、
さらに、自我の見解を離れた離見・離我行へと、
心を浄め高めていくことが必要です。
まさにそれこそが、
仏教修行の本懐であり、奥義に他なりません。
離見・離我の修行とその心について、お話いたします。
真摯に仏教修行に取り組む私達修行者は、
この理法(ダンマ)をしっかりと身につけ、
涅槃証悟に向かってより一層の努力精進を続けていきましょう。
■日時
2018年2月3日(土)14:00~16:00(13:30より受付)
■開催場所
住所:千葉県松戸市上本郷2676-6 明市民センター ホール
アクセス:新京成線 「上本郷駅」 北口下車 徒歩約1分
参加費:無料(ご喜捨)申込不要です
コメント:
「離見心」という言葉は初めて知りました。
過去28仏(小部経典 仏種姓経 Khuddakanikāya Buddhavaṃsapāḷi 28. Buddhapakiṇṇakakaṇḍaṃ)
Buddhābhivādanā 礼拝文
Namo tassa bhagavato, arahato, sammā-sambuddhassa.
阿羅漢であり、正等覚者である、かの世尊に礼拝いたします。
Bhājemi Pūjā 廻向偈
Idaṃ me puññaṃ āsavakkhayā' vahaṃ hotu.
この功徳によって、煩悩の滅尽が実現しますように。
Idaṃ me puññaṃ nibbānassa paccayo hotu.
この功徳によって、涅槃に導かれますように
Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi.
この功徳を、生きとし生ける一切の衆生に廻向いたします
Te sabbe me samaṃ puññabhāgaṃ labhantu.
彼等が、あまねくこの功徳を享受できますように。
参考、引用:
•旧マハーカルナー法友会PDF。
•『モービー僧院読誦経』(はらみつ法友会)施本
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- Taṇhaṅkara Buddha(タンハンカラ ブッダ)
- Medhaṅkara Buddha(メーダンカラ ブッダ)
- Saraṇaṅkara Buddha(サラナンカラ ブッダ)
- Dīpankara Buddha(ディーパンカラ ブッダ)
- Koṇḍañña Buddha(コンダンニャ ブッダ)
- Maṅgala Buddha(マンガラ ブッダ)
- Sumana Buddha(スマナ ブッダ)
- Revata Buddha(レワタ ブッダ)
- Sobhita Buddha(ソービタ ブッダ)
- Anomadassi Buddha(アノーマダッシー ブッダ)
- Paduma Buddha(パドゥマ ブッダ)
- Nārada Buddha(ナーラダ ブッダ)
- Padumuttara Buddha(パドゥムッタラ ブッダ)
- Sumedha Buddha(スメーダ ブッダ)
- Sujāta Buddha(スジャータ ブッダ)
- Piyadassi Buddha(ピヤダッシー ブッダ)
- Atthadassi Buddha(アッタダッシー ブッダ)
- Dhammadassī Buddha(ダンマダッシー ブッダ)
- Siddharttha Buddha(シッダッタ ブッダ)
- Tissa Buddha(ティッサ ブッダ)
- Phussa Buddha(プッサ ブッダ)
- Vipassī Buddha(ヴィパッシー ブッダ)
- Sikhī Buddha(シキー ブッダ)
- Vessabhū Buddha(ヴェッサブー ブッダ)
- Kakusandha Buddha(カクサンダ ブッダ)
- Koṇāgamana Buddha(コーナーガマナ ブッダ)
- Kassapa Buddha(カッサパ ブッダ)
- Gautama Buddha(ゴータマ ブッダ)
(Tesam saccena sīlena khanti metta balena ca.
Ti'pi naṃ anurakkhantu, āroghyena sukhena cāti.
これらの聖者たちの証悟、カンティ(忍耐)、慈しみの力によって、
健康に幸福で過ごせるようにと、あなた方が護られますように。)
(×3)
次のブッダ:
Maitreya Buddha(マイトレイヤ・ブッダ 弥勒仏)
出典、参考:
過去28仏(小部経典 仏種姓経 Khuddakanikāya Buddhavaṃsapāḷi 28. Buddhapakiṇṇakakaṇḍaṃ)
http://www.tipitaka.org/romn/cscd/s0511m.mul27.xml
List of the named Buddhas:
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_the_named_Buddhas
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk1952/30/2/30_2_981/_pdf
毒をかぶったら目を閉じてブッダニミッタに専注し、仏随念を何度も必死に唱えてください。毒が消えるまで唱えるのです。心が平安になったら呼吸に専注します。満足するまで十分専注した後、解決すべき問題について考えます。その時あなたはダンマにそった判断をしています。どうか心に従ってください。
— マハーカルナー禅師 (@Mahakaruna00) 2017年11月12日
http://mahakaruna.online/201712281056
禅師からは以下4つのアスピレーションを喚起させる方法が開示されました。
①真摯な修行者の話を聞いたり、伝記を読んだりする。(テーラーガーター、テーリーガーターなど)
②修行道場に行き法友と交わる
(世間話でなくダンマトークをし、お互いに菩提心を刺激し合う)③ブッダ、聖者、ダンマネームなど自らアスピレーションを呼び起こすキーワードを唱え続ける
(タイの森林派ではひたすらブッダの名を唱え続けるブードーメディテーションとして実践されている)④修行日誌をつける
(不調な時に素晴らしい体験をした記録を見返して瑞々しい思いを呼び覚ます)どの方法も素晴らしいと思いましたが、③を敬愛するアーナンダ尊者で試してみたところ、涙が溢れてくるような不思議な感覚になりました。
年末に、仕事でどうしてもストレスがつらいときがあり、
「③ブッダ、聖者、ダンマネームなど自らアスピレーションを呼び起こすキーワードを唱え続ける」
をやってみました。
仕事終わりに地下鉄のなかで、「ディーパンカラ・ブッダ、カッサパ・ブッダ、ゴータマ・ブッダ、ディーパンカラ・ブッダ、カッサパ・ブッダ、ゴータマ・ブッダ……」やってみましたが、一定の効果はありました。
スマナサーラ長老の『ブッダのやすらぎの声』(サンガ)に28仏がのっていたことをことを思い出し、まとめてみました。
護経のフレーズは、その本に載っていたものです。
皆様が幸せでありますように。